TSマーク 自転車保険

TSマークについている補償内容

　まず、自転車を持っている人はTSマークのシールが貼り付けられていないか確認してみてください。
　貼ってある場合、あなたは既に自転車保険に加入しています。

　TSマークに対しては購入時や整備時に1,500～2,000円程度のお金を払っているわけですが、これは点検や整備のための費用ともいえますが、丸々自転車保険の保険料でもあるのです。
　このTSマークの自転車保険ですが、個人賠償保険と傷害保険がダブルで付いているため、馬鹿にすることはできません。

　なお、TSマークは色によって補償内容が異なり、青色と赤色の2種類があるのですが、赤色のほうが高額な補償額に設定されているのが特徴です。
　保険料も赤色のほうが高くなりますが、500円程度の差しかありませんので、TSマークで自転車保険を賄いたいという人は赤色を選択したほうがよいでしょう。

　また、TSマークによる補償は永続的ではなく、1年間の有効期間が定められていますので、継続利用を希望するのであれば対応している店舗で再び点検整備を受けましょう。

　それから、TSマークの大きな特徴の一つとして、補償の対象が広いという点が挙げられます。
　自転車に対して掛けることになる保険のため、だれが乗っていたかというのは関係なく補償されるのです。

　ただ、TSマークの自転車保険は常識では考えられないような高額な損害賠償には対応できないという弱点があります。
　だれかに死亡や重度後遺障害といった被害を受けさせた場合、青色は最高1,000万円、赤色は2,000万円が上限に設定されていますので、心許ないと感じる場合は補償額の大きい保険に加入する必要があるでしょう。